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国立感染症研究所・感染症情報センターには地方衛生研究所から「病原体個票」が報告されている。これには感染症発生動向調査の定点およびその他の医療機関、保健所等で採取された検体から検出された病原体の情報が含まれる。
2009年2〜9月に山形県、東京都、大阪府、福岡県、沖縄県の5都府県から8件の麻疹ウイルスの分離・検出が報告された。D5型が2月に2件、4月に1件、計3件(いずれも沖縄県の麻疹患者から)検出され、D9型が3月に1件(タイから帰国して15日後に山形県で発症した麻疹患者から、JJID 62: 481-482, 2009)、D8型が9月に日本で初めて1件(沖縄県の渡航歴の無い麻疹患者から、速報参照)分離された。また、A型(ワクチンタイプ)が4月に2件(東京都の水痘患者と大阪府のヘルパンギーナ患者から、いずれもワクチン接種歴不明)、6月に1件(福岡県の突発性発疹患者、ワクチン接種11日後に採取された検体から)検出された。
2008年1〜12月に北海道、秋田県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、石川県、山梨県、静岡県、愛知県、三重県、京都府、大阪府、兵庫県、和歌山県、島根県、岡山県、福岡県、佐賀県、熊本県、宮崎県、沖縄県の23都道府県から266件の麻疹ウイルスの分離・検出が報告された。このうち、遺伝子型別まで実施された199件中185件ではD5型が検出されており、他にはH1型5件(3月大阪府3件、5月千葉県2件、いずれも国内例)、D4型1件(5月大阪府、イスラエルから帰国して3日後に発症した患者から)、A型8件(ワクチン接種後3週間以内に採取された検体から)が検出された。
2007年には2〜12月に北海道、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、石川県、福井県、山梨県、岐阜県、愛知県、三重県、大阪府、兵庫県、和歌山県、島根県、岡山県、広島県、福岡県、佐賀県、熊本県、大分県、宮崎県、沖縄県の30都道府県から482件が報告された。遺伝子型別まで実施された357件中342件ではD5型が検出されており、他にはA型14件(ワクチン接種後3週間以内に採取された検体から)とH1型1件が検出された。
D5型は2006年4〜5月に茨城県(9件)、5〜7月に千葉県(13件)、9〜12月に沖縄県(18件)から報告され、2007年は5月をピークに2〜12月に27都道府県からの報告があった。
H1型は千葉県から2006年5月に3件(うち1件は中国からの帰国前日に発症していた患者から)、2007年5月に1件(中国から帰国して5日後に発症した患者から)の報告があった。
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