麻疹ウイルス分離・検出状況、2006〜2008年



麻疹ウイルス分離・検出状況 2006〜2008年(2011年2月2日現在報告数)

 2008年1〜12月に北海道、秋田県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、石川県、山梨県、静岡県、愛知県、三重県、京都府、大阪府、兵庫県、和歌山県、島根県、岡山県、福岡県、佐賀県、熊本県、宮崎県、沖縄県の23都道府県から266件の麻疹ウイルスの分離・検出が報告された。遺伝子型別まで実施された201件中187件ではD5型が検出されており、他にはH1型5件(3月大阪府3件、5月千葉県2件、いずれも国内例)、D4型1件(5月大阪府、イスラエルから帰国して3日後に発症した患者から)、A型8件(ワクチン接種後3週間以内に採取された検体から)が検出された。

 2007年には2〜12月に北海道、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、石川県、福井県、山梨県、岐阜県、愛知県、三重県、大阪府、兵庫県、和歌山県、島根県、岡山県、広島県、福岡県、佐賀県、熊本県、大分県、宮崎県、沖縄県の30都道府県から482件が報告された。遺伝子型別まで実施された384件中368件ではD5型が検出されており、5月をピークに2〜12月に27都道府県からの報告があった。他にはH1型2件(5月千葉県で中国から帰国して5日後に発症した患者から1件、8月兵庫県で1件)とA型(ワクチンタイプ)14件(ワクチン接種後3週間以内に採取された検体から)が検出された。

 2006年には4〜12月に茨城県、群馬県、千葉県、岐阜県、広島県、沖縄県の6県から55件が報告された。遺伝子型別まで実施された47件中40件ではD5型が検出されており、4〜5月に茨城県(9件)、5〜7月に千葉県(13件)、9〜12月に沖縄県(18件)から報告された。他にはH1型3件(5月に千葉県から3件、うち1件は中国からの帰国前日に発症していた患者から)とA型(ワクチンタイプ)4件(ワクチン接種後2週間以内に採取された検体から)が検出された。

国立感染症研究所感染症情報センター 病原微生物検出情報事務局

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