国立感染症研究所 感染症情報センター
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インフルエンザ

WHO 更新情報
  鳥インフルエンザのベトナムにおける状況−更新

    2005年1月6日 WHO(原文


WHOは、新たな2例の鳥インフルエンザウイルスのヒト感染例を示唆する、ホーチミン市(Ho Chi Minh City)で行われた検査結果の報告を受けた。両症例とも死亡している。

初期検査で、H5亜型の鳥インフルエンザウイルスが確認された。詳細な検査は実施中である。

1例目の患者は、南部のドンタップ省(Dong Thap Province)の6歳の少年であった。この子は12月30日に死亡した。

2例目の患者も、やはり南方に位置するチャーヴィン省(Tra Vinh Province)の少年であった。彼は1月2日に入院し、4日に死亡した。

12月の終わりに報告された、もうひとりのベトナムからの最近の症例は、重体で引き続き入院中である(鳥インフルエンザのベトナムにおける状況 [原文])。

これら3例の最近の症例はすべて、昨年の12月から家禽類の集団発生が再燃しているベトナムの南部で発生した。

これらの症例の密接接触者は、疾病のあらゆる徴候について監視が続けられている。ベトナム保健当局はWHO職員の支援を受けながら、いくつかの症例検知の強化対策を実施している。鳥インフルエンザウイルスは気温が低下してくると、活動がより活発化する。2月初めの旧正月(春節:Lunar New Year)の祭りが近づくための関連行事が、さらにまたヒト症例を増加させるリスクとなる可能性がある。

(2005/1/7 IDSC 掲載)

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