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WHO 更新情報 |
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鳥インフルエンザのベトナムにおける状況
2004年12月30日 WHO(原文) |
この患者は16歳の少女で、南部のタイニン省(Tay Ninh Province)で発病し、12月26日から入院している。 ベトナム当局は、感染家禽との接触を含めた、感染源に関する調査を行っている。 この症例は、9月初頭以来はじめてベトナムで検知された、H5N1亜型鳥インフルエンザウイルスのヒト感染例である。これは、12月になって南方の省の幾つかから、新たな家禽における集団発生が報告された時期と同期している。タイニン省における最近の集団発生は報告されていない。 鳥インフルエンザウイルスは、より低い気温で活動が活発化するため、さらに家禽での集団発生、それに付随したヒト症例の散発的な発生などが予測される。 ベトナムでは2月初めの旧正月(春節)が近づくにつれて、家禽の市場での売買、輸送、消費が増加する。このような活動は、家禽における集団発生の拡散に適した環境を生じるため、感染制御対策の強化を呼びかけている。 2004年の1月以降、ベトナムではヒトにおいて28症例が検知されている。そのうち、20症例が死亡している。タイからもヒト症例が報告されており、2004年初頭からのアジアにおける症例の合計は、32死亡例を含む45症例に上った。 (2005/1/4 IDSC 掲載) |
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