食中毒サーベイランスの実施について

1.目的
 食中毒の発生状況等を監視し、迅速に必要な対策の検討を行うとともに、国民に広く情報を提供するため、「食中毒健康管理実施要領」に基づき、食中毒サーベイランス分科会を食品衛生調査会食中毒部会に設置し、食中毒関連情報の定期的、継続的な収集、分析、評価、情報提供等を行うものである。

2.具体的進め方
2.1.収集する情報の範囲
 (1) 食中毒処理要領等に基づき、厚生省へ報告される情報
 (2) 感染研の菌検査結果
 (3) 病原微生物検出情報
 (4) 研究情報等(文献等)
 (5) その他、必要に応じて関係自治体より広域的検討に資する情報等を収集する。

2.2.分析、評価
 上記(1)の情報を分析・評価するため、食中毒部会に食中毒サーベイランス分科会を設置する。同分科会は、定例的及び必要に応じて同分科会を開催する。また、毎月1度事務局が発生状況をまとめ公表する。なお、必要に応じて、関係自治体職員等も集め、広域的検討等を行う。

2.3.情報提供
 評価結果は自治体及び国民等へ広く提供する。

3.分科会委員
 ○井上 栄  国立感染症研究所 感染症情報センター長
 ○大月邦夫  地方衛生研究所全国協議会会長、群馬衛生環境研究所長
  熊谷 進  国立感染症研究所 食品衛生微生物部長
  小池麒一郎 (社)日本医師会常任理事
  竹田美文  国立国際医療センター研究所長
 ◎丸山 務  食品衛生調査会食中毒部会長、麻布大学環境保健学部教授
  柳川 洋  自治医科大学公衆衛生学教授
  渡邊治雄  国立感染症研究所 細菌部長
(◎は座長、○は座長代理。必要に応じ、国立衛生試験所、国立公衆衛生院等の専門家に参加を要請する。)





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