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「高齢者介護施設における感染対策について」 |
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厚生労働省老人保健局計画課 課長補佐 石原 美和
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昨年末から今年の年始めにかけ、広島県内の介護老人福祉施設でノロウイルスの集団感染が発生した例*を始め、高齢者介護施設において感染症の発生や感染症による死亡者が相次ぐ事態が生じ、感染管理対策の充実の必要性が指摘されている。また、介護老人福祉施設は医師や看護師の常駐体制のない施設であるため、その特性も踏まえた対策の検討が必要である。
このような背景を踏まえ、厚生労働省では、高齢者介護施設等における感染対策に関する通知を発出し、さら厚生労働科学特別研究事業として、「高齢者介護施設における感染管理のあり方に関する研究」を実施、実態調査の結果に基づく「高齢者介護施設における感染対策マニュアル」を作成した。
本稿では、これら通知、実態調査の結果及びマニュアルの概要を説明し、これらに基づいたノロウイルス感染対策について述べる。
I はじめに
II 高齢者介護施設における感染対策に関する通知
- 「高齢者施設における感染性胃腸炎の発生・まん延防止策の徹底について」(平成17年1月10日付け老発第011000号老健局計画課長通知)
- 「社会福祉施設等における感染症等発生時に係る報告について」(平成17年2月22日付け健発0222002号、薬発第0222001号、雇児発第0222001号、社援発第0222002号、老発第0222001号各局長通知)
III 実態調査の結果とマニュアルの概要
- 実態調査について
- マニュアルについて
マニュアルの全文は、厚生労働省のホームページから閲覧可能(http://www.mhlw.go.jp/topics/kaigo/osirase/tp0628-1/index.html)「ノロウイルスに関するQ&A」(http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/kanren/yobou/040204-1.html)
IV 高齢者介護施設におけるノロウイルス感染対策
V おわりに
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