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「高病原性鳥インフルエンザに対する防疫対応について」
農林水産省消費・安全局衛生管理課 課長補佐 
杉崎 知己  


昨年の山口県、大分県、京都府の発生に引き続き、本年6月以降、茨城県下で高病原性鳥インフルエンザが発生している。今回分離されたウイルスはH5N2亜型の弱毒タイプで、感染しても明確な臨床症状を示さないため、早期発見が難しく、防疫対応を困難にしている。

我が国では、「高病原性鳥インフルエンザに関する特定家畜伝染病防疫指針」に基づき、本病の発生があった場合には、摘発・とう汰を基本とし、殺処分により早期に清浄化を図ることとしている。現在、発生農場における殺処分等の防疫措置を推進するとともに、全国一斉サーベイランスによる浸潤状況の調査、感染経路の究明等種々の対策を講じている。


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