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Vol.17 (1996/9[199])

<外国情報>
結核罹患率,1995−米国


 1995年,結核22,813症例(人口10万対8.7)が報告された。1994年と比べ6.4%減少。米国の結核患者数は1992年〜1995年まで連続して減少し,国のサーベイランスが1953年に始まって以来最も低率であった。しかし,米国生まれの結核患者は減少しているが,外国生まれの結核患者は15歳以下の子供と15〜24歳以外の各年齢層で増加した。

 1994年と比較すると,1995年に報告された結核患者数は,各性別,各年齢層,各人種で減少したが,アジアと南太平洋諸島人は2.9%の増加が報告された。1995年は外国生まれの症例報告が36%を占め,1994年(31%)より増加した。ハイチ,インド,メキシコ,中華人民共和国,フィリピン,ベトナムの6カ国出身者が64%を占めた。外国生まれの30%が米国入国後1年以内に,53%が5年以内に結核と診断されていた。

 HIV抗体試験結果が得られたのは,25〜44歳の患者中36%であった。初期薬投薬法の情報が得られたのは症例の98%で,イソニアジド,リファンピシン,ピラジナマイドとエタンブトールまたはストレプトマイシンの初期4薬の投与は,1994年と比べて1995年は5.3%増加したが,これ以外の組み合わせは減少した。

 分離結核菌の薬剤感受性菌の割合は1995年は77%であった。1995年の分離株中7.6%が少なくともイソニアジドに,1.4%は少なくともイソニアジドとリファンピシンに対して耐性があった。1994年と比べこれらの割合は若干減少した。

(CDC,MMWR,45,No.18,365,1996)






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