HOME 目次 記事一覧 索引 操作方法 上へ 前へ 次へ

Vol.16 (1995/10[188])

<外国情報>
デング熱(DF)/デング出血熱(DHF)


 ベネズエラ:1995年初め〜7月15日に11,808例のDFが報告された。このうち2,433例がDHFで,13例が死亡した。7月10日〜16日の週のDF患者数は前週に比べ28%,DHF患者数は93%増加した。デング4型が主である。

(WHO,WER,70,No.32,235,1995)

 マレーシア:1994年には2,877例のDFと256例のDHFが報告された。1993年に比べ44%減少したがDHF患者の致死率は5.08%と高かった。1994年は前2年同様デング3型が主であった。

 1995年1月1日〜8月12日に患者3,322例が報告され(前年同期の66%増),うち205例がDHFで,22例が死亡した。流行シーズン初めの5月に流行型がデング3型から2型に変わり,大きな流行が予想される。

(WHO,WER,70,No.34,243,1995)

 サウジアラビア:1994年3月にDHFとデングショック症候群(DSS)各1例が報告され,うち1例からデング2型が分離された。DF,DHF,DSS患者サーベイランスにより第13週(3月)〜第36週(9月)まで毎週DF疑似患者が報告され,計315例中約半数が確定診断された。315例中123例は建設労働者であった。死亡例はなかった。

(WHO,WER,70,No.33,237,1995)






前へ 次へ
copyright
IASR