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Vol.16 (1995/1[179])

<外国情報>
ライム病(LD),1993−米国


 1993年,8,185事例のLDが44州の衛生局からCDCに届けられ,これは前年に比べ15%の減少であった。大部分は北東部,大西洋中部,北中部および太平洋岸地域からの報告であったが,6州(アラスカ,アリゾナ,コロラド,ミシシッピー,モンタナ,南ダコタ)では報告がなかった。全体の10万当たりの発生率は3.3であったが,LD流行地域の北東部および北中央上部ではそれ以上で(コネチカット41.3,ロードアイランド27.3,デラウエア21.0,ニューヨーク15.5,ニュージャージー10.1,ペンシルバニア8.9,ウィスコンシン8.2,メリーランド3.8),これらの州で全事例の85%を占めていた。

 1993年における減少はLDが流行している4州(カリフォルニア,コネチカット,ニューヨーク,ウィスコンシン)からの事例数が減少したことによる。13州でやや増加したが,ニュージャージーでは最も増加した。年齢分布は二峰性で,5〜14歳(1,098)および30〜49歳(2,298)にピークがあったが,男女差は認められなかった。

(CDC,MMWR,43,No.31,564,1994)






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