HOME 目次 記事一覧 索引 操作方法 上へ 前へ 次へ

Vol.15 (1994/12[178])

<外国情報>
1994年世界のインフルエンザの動き


1993年10月〜1994年8月までのインフルエンザの流行は,ほぼ中規模であった。世界的にA(H3N2)型およびB型が分離された。A(H1N1)型は極めてまれであった。ヨーロッパ,北米ではA(H3N2)型,東南アジアではB型が主であった。

 1993年10月1日〜1994年8月31日までに世界各地からCDCに集められた648株のウイルスの抗原分析を行ったところ,80%がA(H3N2)型で,20%がB型であった。A(H3N2)型の99%以上はA/北京/32/92(1993/94シーズンワクチン株)類似株であったが,これらの24%は,A/山東/09/93(1994/95シーズンワクチン株)により近かった。B型の79%はB/Pamama/45/90(1993/94,1994/95シーズンワクチン株)類似株であった。

(CDC,MMWR,43,38,691,1994)

(WHO,WER,69,39,291,1994)






前へ 次へ
copyright
IASR