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Vol.14 (1993/7[161])

<外国情報>
食品による赤痢の集団発生−英国


 1992年1月,英国ケンブリッジシアの学校で,創立記念パーティー出席者の間に赤痢患者が多発した。出席者205名中190名(93%)からアンケートが回収され,潜伏期1〜4日,単一暴露型の集団発生であることが判明した。24種のメニュー食品の調査の結果,エビのボローバン,エビのブリオッシュが原因食と推定された。調理はパーティーの2〜4時間前に行われ,エビをトマトソースおよびマヨネーズで和える際は素手で行っていた。調理には11名が当たったが,その中の1人が保菌者であったことから,本集団発生の原因になったと考えられた。二次感染者は14名で,うち10名がパーティー出席者の家族であった。93名の有症者の検便の結果,81名からソンネ赤痢菌が検出された。検出された菌はいずれもアンピシリン耐性,コリシン型9であった。

(CDSC,CDR,3,RNo.3,R42,1993)






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