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Vol.14 (1993/4[158])

<外国情報>
1993/1994シーズン用インフルエンザワクチンの構成−WHO


 1992年10月から1993年2月までに,インフルエンザの散発例および集団発生例がアメリカ,アジア,ヨーロッパから報告されている。今までのところ,B型が優勢であるが,日本,中国ではA(H32)型も同程度流行している。A(H11)型の頻度は低い。

 A(H32)分離株はA/北京/32/92に,A(H11)はA/シンガポール/6/86,A/ビクトリア/36/88およびA/テキサス/36/91に抗原的に近い。B型分離株はB/パナマ/45/90,B/Quingdao/102/91に近い。3種の混合ワクチン(A/北京/353/89(H32)様,A/シンガポール/6/86(H11)様,B/山形/16/88様およびB/パナマ/45/90様ウイルス)を接種された群の抗体産生状況(HI≧40)を調べたところ,それぞれの型に対して,全年齢層にわたり,50〜100%の割合で抗体産生がみられた。しかし,最近の分離株に対するHI抗体価は,ワクチン株に対するそれの25〜50%(H32),50〜100%(H11)および80〜100%(B型)であった。1993/94流行シーズン用ワクチン株として次の3株が推奨される。

 A/北京/32/92(H32)様株

 A/シンガポール/6/86(H11)様株

 B/パナマ/45/90様株

(WHO,WER,68,No.9,57,1993)






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