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Vol.12 (1991/7[137])

<外国情報>
ニューヨーク市の麻疹流行,1990〜91


1990年3月に流行が始まり,12月までに2,500(死亡8),さらに1991年は5月までに2,000以上(死亡9)が報告されている。1991年中の報告の66%は5歳以下,このうち53%は0歳児。多くは黒人およびヒスパニックである。また,刑務所および病院の患者とスタッフ内の流行が報告された。当局は6〜11ヵ月児やその他関係者のワクチン接種,病院関係者に予防接種証明書の提示を求めるなど強力なキャンペーンを実施中。この発生パターンは最近米国の都市部でみられるものと一致し,流行市では2歳になるまでに50%しかワクチンを受けていないことが問題とされている。

(CDC,MMWR,40,No.18,305,1991)






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