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Vol.12 (1991/6[136])

<外国情報>
ポリオ−ザイール


キンサシャ(人口4百万人)において,ポリオサーベイランス定点を大規模リハビリ施設1ヵ所から小児科,治療院などを含む26ヵ所に拡大したことの効果について,1年間調査が実施された。毎週ナースが定点を訪門し,15歳以下の麻痺例の有無を収集した。期間中,154例が届出られ,22例(14%)は除外された。確認例132中56例の便材料が採取され,このうち27例のウイルス分離成績はポリオウイルス13例(1型,遺伝子的に西アフリカ野生型),非ポリオエンテロウイルス4例,分離陰性10例。81例(61%)が1歳以下,リハビリ施設以外からの報告が47%あった。ハイリスク地域が数ヵ所示された。EPIはエンデミック地域では出生時,およびその後6,10,14週またはできるだけ早い時期のポリオワクチン投与を勧告している。

(WHO,WER,66,No.12,81,1991)






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