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Vol.12 (1991/1[131])

<外国情報>
RSVとパラインフルエンザウイルスサーベイランス,1989〜90−米国


呼吸器ウイルスサーベイランスシステムには94機関(大学・公立病院80,州・地方衛研10,民間検査所4)が参加し,RSVの検査数と陽性数(抗原検出−主にFA,血清反応,培養)を月報で提出,このうち52機関がパラインフルエンザ(PIV)を併せて報告している。1989年7月〜1990年6月までにRSV検査総数は52,496,うち11,884(23%)が陽性,ピークは1月(35%)だった。PIVは検査総数33,060のうち518(1.6%)が1型陽性,182(0.6%)が2型陽性,473(1.4%)が3型陽性,ピークは1型および2型が11月,3型は5月だった。RSVとPIV感染は基本的には新生児および小児の病気だが,成人でも感染し,特に高齢者や免疫不全者に入院や死亡例が増えている。CDCは1990年以降,ハガキによる月報様式を週報電話入力に切りかえた。情報は自動的に作表され,次週半ばまでに入手し得ることになる。

(CDC,MMWR,39,No.46,832,1990)






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