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Vol.11 (1990/6[124])

<外国情報>
淋病 1981〜88−カナダ


 1981〜1988年のSTDの動きの中で,淋病の発生率は全体的には減少の傾向にあり,20〜24歳の男性での発生率は1981年の1021.1(10万当たり)から1988年には354.2と約1/3に減少した。一方,15〜24歳の女性での発生率減少傾向はゆるやかで,20〜24歳では1981年の687.0から88年の325.7,15〜19歳では611.9から357.5と,1/2に減少したに過ぎない。1988年に発生率の最も高かったのは15〜19歳の女性で同年齢の男性発生率177.4の2倍であった。若年女性での淋病の蔓延は,他のSTD,たとえばクラミジア感染の浸淫も想定され,性教育を含めた早急な対策が望まれる。

(WHO,WER,65,No.18,1990)






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