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Vol.11 (1990/6[124])

<外国情報>
Filovirus感染−米国


 CDCにおいて約2,200の輸入サルの血清について間接免疫蛍光抗体法(IFA)で調査した結果,約10%が4種filovirus抗原(Ebola-Zaire,Ebola-Sudan,Filovirus-RestonおよびMarburg)の少なくとも1種に陽性(≧16)を示した。現在までヒト発症者はいないが,4月23日までに検査された動物飼育関係者178人中6人が1種以上のfilovirus抗原に陽性を示した。このうち既報4人 (本月報第11巻) は最近の感染であったが,他の2名は低力価で過去の感染とみられる。この2人がサルと接触した期間は3年と1年だった。1990年4月17日,CDCはカニクイサル,アカゲサルおよびアフリカミドリサルの輸入について,輸入プランとCDCの輸入許可証を30日以前に提出するように関係者に通知した。

(CDC,MMWR,39,No.16,1990)






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