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Vol.10 (1989/3[109])

<外国情報>
国内AIDS対策審議会あて HIVおよびAIDS侵淫に関する第3回CDC報告−米国


 1988年7月22日に提出された報告の概要である。AIDS報告例は72,024(1988年8月29日までの最新補正数),4月15日以降12,500以上増加した。1992年末までの推定累積数は患者365,000人,死亡263,000人である。予測では1992年だけで8万人が診断され,6.6万人が死亡,合計172,000人の患者が医療を受け50〜130億ドルを要する見込み。1987年9月,AIDS診断規準が広げられた結果,黒人とヒスパニア系の割合が増加した。

 HIV感染者は現在1.0〜1.5百万と推定される。都市の定点病院ではHIV以外の入院者の陽性率は0.3%,囚人は平均0.4%,感染率にめだった増加はみられていない。

多くの集団を対象とした家族調査に予算が与えられている。また,可能ならば1989年末に5万人の血清調査を行う計画があり,さらに,AIDSに対する意識調査の第2次調査が実施中である。

(CDC,MMWR,37,36,1988)






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