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Vol.4 (1983/7[041])

<国内情報>
エンテロ71型手足口病の流行


 手足口病から分離されたウイルスとして昨年全国的に6〜7月をピークとして報告されたコクサッキーA16型(CA16)は本年に入ってからは1月2株のみで以後報告されていない。これに対し同じく手足口病から分離されたエンテロウイルス71型(EV71)は,東日本では昨年5月から分離が始まったのに対し,西日本では秋以降分離が増加し,その後も報告が続いている。このような分離状況から,本年の手足口病の流行はEV71が主な病原と考えられるので,このウイルスによる髄膜炎に警戒する必要がある。病原体情報の最近の集計によると,分離総数に対する髄膜炎発生率はCA16の1.4%に対し,EV71は11%である。






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