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Vol.3 (1982/9[031])

<外国情報>
マイコプラズマ感染


 英国ではMycoplasma pneumoniaeはほぼ4年間隔で2年間流行というサイクリックパターンの傾向がある。1981年半ばから報告が増加の傾向にあり,この前ぶれ発生のパターンが前回の1977〜78年流行の直前に酷似しているので本年の流行が予想される(図1)。

 1981年中に1062例が検査室から報告された(80年は550)。年令は5〜9才が多い。3ヶ月以下の報告例はなく,また,男女差は一般にはないが,母親年令で女子が常にやや多い。

 臨床症状は1025例について報告された(表2)。下気道感染が一般的で75%,上気道感染は7%,不明発熱は子供より成人に多い傾向がある。循環器障害は主に成人(うち,心膜炎7例,心臓手術後の発熱3例)。皮膚疾患は10〜14才の子供と青年に多く26人が発疹(うち,滲出性多形性紅斑11例,多形性紅疹2例,結節性紅斑3例,紫斑1例)。神経合併症は髄膜炎12例,脳炎3例,ギランバレー症候群1例,多発性単神経炎2例,横断性脊髄炎1例。溶血性貧血6例。死亡は2例でうち1例は急性咽頭カタルの4才男児,他の1例は66才糖尿病患者でこれは死因とは考えられない。

(CDR,82/26,3,1982)



図1
Table 2





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