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Vol.2 (1981/3[013])

<外国情報>
カリフォルニア学童のワクチン接種率


1977年カリフォルニア州は,ジフテリア,破傷風,百日咳,ポリオ,麻疹予防接種を就学時までに完了するよう法的措置をとった。1980年7月30日の時点で400万人以上の学童について調べたところ,接種率はDTP/Td(DTP4回以上,Td3回以上)91%,ポリオ(3回以上)92%,麻疹94%,風疹55%,ムンプス48%であった。風疹,ムンプスはこの評価の段階では要求されていなかった。また,すべての学校にムンプス,風疹ワクチンの届出を要求しなかった。

33万人の幼稚園児につき年度ごとに接種率が評価されているが,1979年秋の数字はDTP/Td85%,ポリオ89%,麻疹91%,風疹82%,ムンプス78%であった。接種率を向上させるべくフォローアップした結果,DTP/Td93.5%以上,ポリオ95%以上,麻疹98%以上となった。

(WHO,W.E.R.,No.46,14/11,1980)






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