アデノウイルス3型検出状況、2004年1〜6月

(Vol.25 p 206-206)

2003年夏〜冬に増加したアデノウイルス3型(Ad3)の検出は、2004年に入っても目立っており()、1〜6月に北海道から宮崎までの30都道府県から384が報告されている(広島県76、北海道33、兵庫県35、愛知県27など)(2004年7月30日現在報告数)。

ほとんど(341)は咽頭ぬぐい液から検出されている(その他には糞便29、結膜ぬぐい液21、喀痰・気管吸引液2、尿1)。

Ad3検出例の主な診断名は上気道炎157、咽頭結膜熱88、インフルエンザ42、下気道炎19、流行性角結膜炎15、感染性胃腸炎13で、主な臨床症状は発熱359、呼吸器症状284(上気道炎241および下気道炎43)、眼症状81(結膜炎75および角結膜炎6)、胃腸炎58である。

年齢は0〜4歳222(0歳13、1歳40、2歳48、3歳56、4歳65)、5〜9歳119(5歳46、6歳42、7歳9、8歳13、9歳9)、10歳以上30である(年齢不明13)。

国立感染症研究所・感染症情報センター
病原微生物検出情報事務局

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