実地疫学者養成の歩み


(Vol.24 p 331-331)

実地疫学は効果的な公衆衛生活動の実施に欠かせないものであり、それを発達させることは、それぞれの国の一般市民の健康を守るうえで大切なステップである。1975年以来、合計28のField Epidemiology Training Programs (FETPs)が全世界的に設立されてきた()。ほとんどのFETPは米国CDCや自国の保健当局、WHOなどの協力のもとに、米国CDCのEpidemic Intelligence Service(EIS)をモデルにして、実際に実務を行いながらトレーニングを積んでいる。FETPはまた、全世界的な疫学・公衆衛生ネットワークを構築し、情報共有やプログラムの改善、その質の向上に努めている。2003年には、全世界のEISおよびFETPは約250名を数えている。本号21ページ中国北京での調査は、SARS流行時に中国FETPが大きく関わった事例である。

(CDC, MMWR, 52, No.43、1037, 2003)

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