リューシュマニア症−パキスタン

(Vol.23 p 124-124)

パキスタン北西部でのリューシュマニア症の流行状況について、 WHOと厚生省は2回目の評価を行い、 5,000人の皮膚リューシュマニア症を報告した。疫学的パターンからすると、 感染経路としてはサシチョウバエを介した人から人への感染で、 保虫動物は関与していないことが推察される。この地域における今後の厚生省、 WHO、 UNHCRやNGOの活動計画として、 地区の保健担当者への教育、 ガイドラインの現地語への翻訳、 サーベイランスの強化、 ベクターコントロールなどがあげられている。Kurram地区での患者で最も多いのは15歳未満の子供である。

(WHO、 WER、 77、 No.8、 57、 2002)

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