天然痘根絶(eradication):天然痘ウイルスの保有
(Vol. 22 p 200-200)

1999年5月に開催された世界保健総会(World Health Assembly:WHA)は、 研究目的のみでの天然痘ウイルスの保有に関して、 その時点で保有している機関(米国、 ロシア共和国)が一時的に保有し続けるのは2002年までであり、 決してそれを過ぎてはならないことを明言した。同時に、 廃棄の時期についての総意を得るための研究を行う専門家グループを設立することを決議した。

そのため、 WHO天然痘ウイルス研究諮問委員会が作られ、 2001年2月に第2回会議が開かれた。この会議の目的は1)研究プログラム進捗のレビュー、 2)2002年のウイルス廃棄に向けての研究方針の適性評価、 3)現行の研究計画におけるギャップの有無の確認、 4)研究に対する適切助言、 であった。

委員会は天然痘ウイルス研究において、 以下の分野で相当な進展が見られたと結論づけた:分離ウイルス株収集とそれらのviability、 系統樹解析、 オルソポックスウイルスDNAの検出と分類、 天然痘ウイルスDNAのヌクレオチド分析、 天然痘ウイルスの血清学的検出、 抗ウイルス剤、 天然痘の動物モデル。

(WHO、 WER、 76、 No.19、 142-145、 2001)

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