エボラ出血熱(11月29日現在)−ウガンダ
(Vol. 21 p 275-275)

ウガンダ保健省は、Gulu地区における累積の患者数が354名、死亡者が140名であると発表した。Gulu地区の移動チームは疾患制御活動を強化しており、最近発生があった地域に特に焦点を当てている。最も新しい症例に関する接触者の追跡と詳細なフォローアップ、症例発見のための活動などが続けられている。

Gulu地区において公衆健康教育を促進するためのさらなる活動が開始された。ラジオやフィルムで疾患のことを知らせたり、議論はこれからも続けられ、さらに疾患に関する知識レベルを向上させるために、新しいドラマやミュージカルなども企画されている。

タンザニアから報告された5例の臨床検体が南アフリカの国立ウイルス学研究所に送られた。予備的な結果としては、すべて陰性であるとのことである。

WHOは、ウガンダへのあるいはウガンダからの旅行・貿易に関して特別な制限は勧告していない。旅行・貿易に関する健康上の規制に関しては、多くの国で通常のやり方で行われている。エボラ出血熱に関する特別な措置は正当化されないし、実際アドバイスされていない。

(WHO、 CSR、 30 Nov. 2000)

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