今シ−ズン(1999/2000)初のインフルエンザウイルスA(H1N1)型の分離−仙台市

1999年11月16日、仙台市内の感染症発生動向調査定点である医療機関で採取された検体から、Aソ連(H1N1)型インフルエンザウイルスが分離された。

患者は7歳の女児で、主症状は発熱(38.0℃)、鼻汁、咳、咽頭発赤で、11月6日に発熱、11月8日に来院、咽頭ぬぐい液を採取、11月9日に検体が搬入され、ウイルス検査を実施した。その結果、MDCK細胞でウイルスが分離され、このウイルスを抗原として同定用抗血清[抗A/北京/262/95(H1N1)、デンカ生研製]を用いてHI試験を行ったところ、HI価は1:80であった。

仙台市衛生研究所
相原京子 熊谷正憲 早川安彦 佐々木 謙

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