<速報> 手足口病の流行−鳥取県

鳥取県では1998年4月中旬頃から流行しはじめ、鳥取県感染症発生動向調査情報(週報)第22週では、県内1定点当たり8.00で(全国1定点当たり0.33)、全国的にみても多い傾向である。

当所が4月以降受け入れた24検体(咽頭ぬぐい液、髄液、便)のうち、エンテロウイルス71型(EV71)が6株分離されている。いずれも咽頭ぬぐい液からの分離で、Vero細胞で増殖する。同定は国立感染症研究所分与単味血清を使用した。

受入検体24名の臨床症状は発疹、咽頭発赤がほとんどで発熱は少ない。またEV71以外のエンテロウイルス未同定株が髄液から検出された例では、無菌性髄膜炎併発1例、急性脳炎併発1例の2例があり、アデノウイルス3型が咽頭ぬぐい液から検出された気管支炎との併発例1例がみられた。

鳥取県衛生研究所・微生物科 川本 歩 田中さゆり 太田垣公利

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