<速報> 集団かぜからのインフルエンザウイルスB型の分離−滋賀県

1998年1月20日に採取された滋賀県北部の小学1年生の集団かぜ10名のうち、4名のうがい液からインフルエンザウイルスが分離された。分離株について、日本インフルエンザセンターから今シーズン分与された検査用キットを用いて型別を行ったところ、B/三重/1/93血清には反応を示さず、B/広東/05/94血清に対して1:40〜80を示した。

本事例とほぼ同時期に採取されたその他の5小学校、1幼稚園における集団かぜ計50名のうがい液からは、AH3型が分離された。さらに、定点医療機関で2月16日までに採取されたうがい液からは、B型は分離されず、AH3型のみが分離されている。

滋賀県立衛生環境センター
大内好美 吉田智子 横田陽子

今月の表紙へ戻る


IASRのホームページに戻る
Return to the IASR HomePage(English)

iasr-proc@nih.go.jp

ホームへ戻る