国立感染症研究所 感染症情報センター
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パンデミック(H1N1)2009
パンデミック(H1N1)2009


海外での流行状況と疫学的特徴

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パンデミック(H1N1)2009

現在北半球の国々では急速に流行が拡大しつつある。年齢別では、 罹患は10代に、入院は5歳以下に、死亡は30-50代に多く見られてお り、これは各国ともほとんど同様の傾向であり、南半球の冬季の状 況も同様であった。今後日本でも小児層での拡大が危惧される。
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作成日:2009年12月24日
作成 :谷口 清州


海外での流行状況と疫学的特徴

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パンデミック(H1N1)2009

今回の、ワクチン接種の目的は、「死亡者や重症者の発生をできる限り減らすこと、そのために必要な医療を確保すること」です。国が優先的に接種をする対象者を定めていますが、現在の流行状況から、小児への前倒し接種なども検討されています。 また、現行のインフルエンザHAワクチンは、重症化予防のワクチンであることを理解して接種を受ける必要があります。ワクチンを接種していても、日頃から手洗いを励行し、流行時期は人混みを避けるなど、感染を予防する対策を講じる必要があります。接種希望者全員が受けられれば良いのですが、製造量が限られているため、輸入ワクチンの検討も行われています。 輸入ワクチンについては、国内での使用経験・実績がなく、国内では使用経験のないアジュバント(免疫補助剤)が使用されていること、国内では使用経験のない細胞株を用いた細胞培養による製造法(国内産は鶏卵による培養)が用いられているものがあること、投与経路が筋肉内(国内産は皮下)であること、小児に対しては用量が異なるなどが指摘されています。
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作成日:2009年12月25日
作成 :多屋 馨子


海外での流行状況と疫学的特徴

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パンデミック(H1N1)2009

2009年第42週のインフルエンザの定点あたり報告数は17.65と前週よりも大きく増加し、この報告数をもとに全国の医療機関をこの1週間に受診したインフルエンザ患者数を推計すると83万人(第28週以降の累積の推計患者数は315万人)となった。夏季休暇終了後より5~19歳が流行の中心となっているが、第40週以降は9歳以下の年齢群の割合が増加してきている。北海道では既に前シーズンの季節性インフルエンザの流行のピークを大きく上回っており、首都圏、愛知県、大阪府、兵庫県、福岡県等の大都市圏に加えて、秋田県や沖縄県においても本格的な流行となっている。
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作成日:2009年12月25日
作成 :安井 良則


今回のパンデミックの疫学状況のまとめ(感染性、臨床的特徴)

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パンデミック(H1N1)2009

今回のパンデミックの疫学状況のまとめ(感染性、臨床的特徴) これまで新型インフルエンザに関して知られているところとしては、伝播力は高く、 特に学校などでは爆発的な集団発生を起こしています。今のところ若年層に最も伝播 していますが、今後、感染伝播の拡大とともに、他の年代における罹患や重症者の増 加へは警戒は必要です。大多数の患者さんはインフルエンザ様疾患のみで合併症もな く治癒していますが、重症化のリスクを有するグループとして、喘息、肥満、妊娠中 の女性、慢性心・肺疾患、悪性腫瘍、免疫不全などの基礎疾患を有するグループが挙 げられます。また10月初旬現在、日本では小児の重症例が目立つとされています。現 在のところ、全体での致死率は高くないものの、世界的に見ると、若年成人における 致死率は季節性インフルエンザよりも高い可能性もあり、今後の病原性の変化を含 め、引き続き注意が必要です。

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作成日:2009年12月24日
作成 :砂川 富正

個人における対応

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パンデミック(H1N1)2009

まず重要なこととしては、情報に関心を持つことです。個人が出来ることとして、自 分自身の健康観察をしっかり行うことが必要です。無理をせず体調の維持に努めま しょう。手指衛生や咳エチケットなどのインフルエンザの拡大を抑える方法について 出来るようになることが必要です。万が一発症している可能性がある場合、思い切っ て仕事や学校を休める体制を組むことが必要です。症状が早く回復してもその後2日 間は自宅に待機し、外出も医療機関受診以外は避け、発症後7日間は健康観察をしっ かり行って下さい。 特に持病(妊婦さんを含む)のある方については、かかりつけ 医とインフルエンザ様症状発症の際の対応について予め相談しておき、早めの対応を 採ることが重要です。生来健康で、発症しても比較的元気な方については、緊急以外 の外来受診を控えるようにしましょう。軽症の場合は自宅で治療が可能です。病院を 疲弊させず、必要な重症者に迅速な治療を提供するためにも、市民の皆様のご協力が 不可欠です。しかし基礎疾患の無い方であっても、重症化の兆候が認められた場合に は、速やかに対応しましょう。一般に危険な兆候とは、咳の悪化・呼吸困難や息切 れ、持続性の嘔吐、顔面蒼白、水分摂取不良、意識あるいは意思疎通不良、痙攣、 (小児の場合)機嫌が悪くだっこされることを嫌がる、等です。
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作成日:2009年12月24日
作成 :砂川 富正

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