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高病原性鳥インフルエンザ



インフルエンザA(H1N1)−更新 13

      2009年5月4日 WHO(原文


2009年5月4日6時00分世界標準時(訳注:日本時間 5月4日午後3時00分)現在、20カ国が合計985例のインフルエンザA(H1N1)感染を公式に報告している。

メキシコは、25例の死亡例を含む590例の確定ヒト症例を報告している。メキシコからの報告が増加したのは、以前に収集された検体の検査が進行中であることを反映している。アメリカ合衆国政府は、1名の死亡者を含む226例の検査確定されたヒト症例を報告している。

以下の国が検査確定された症例を報告しているが、死亡者はいない:オーストリア(1例)、カナダ(85例)、中国香港特別行政区(1例)、コスタリカ(1例)、コロンビア(1例)、デンマーク(1例)、エルサルバドル(2例)、フランス(2例)、ドイツ(8例)、アイルランド(1例)、イスラエル(3例)、イタリア(1例)、オランダ(1例)、ニュージーランド(4例)、韓国(1例)、スペイン(40例)、スイス(1例)、英国(15例)。

十分に調理された豚肉や豚肉の加工製品を消費することで、このウイルスに感染するリスクもない。

体調の悪い人は国際渡航を延期し、国際渡航ののちに症状を呈している人は医療機関を受診することを、国の当局の指針に沿って行うことが賢明であろう。個々の人々は、定期的に石鹸と水でしっかり手を洗うことが勧められ、インフルエンザ様疾患の症状を呈した際には医療機関を受診するべきである。

WHOは通常の旅行の制限や国境の閉鎖をなんら勧告していない。

状況に関するさらなる情報はWHOのウェブサイトで定期的に閲覧可能になる。



(2009/5/5 IDSC 更新)
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