国立感染症研究所 感染症情報センター
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高病原性鳥インフルエンザ



旅行者に対する更新:ブタインフルエンザ

      2009年4月28日 WHO(原文


 いくつかの国においてブタインフルエンザの確定症例が発生している。ブタインフルエンザに関する一般的情報はWHOのウェブサイトに掲載されている。

 WHOは国際渡航を制限することを推奨していない。従来通り、体調の悪い人は国際渡航を延期し、国際渡航ののちに症状を呈している人は医療機関を受診することが賢明であると考えられる。

 インフルエンザウイルスに感染するリスクに関しては、旅行者は可能な限り人で混雑した閉鎖空間や急性呼吸器感染症に罹患している人との濃厚な接触を避けるよう勧告される。体調の悪い人やその周辺環境への直接接触の後に行う手洗いは、病気のリスクを低下させるかもしれない。体調の悪い人は、咳エチケット(距離を保つ、咳やくしゃみが出る時にティッシュペーパーや布を口や鼻にあてる、手を洗う)を実行することが勧められる。

ブタインフルエンザに対する防御に関連する特定の方法に関してであるが、抗ウイルス薬の使用に関する勧告を作成するには現在のところ情報が不十分である。ブタインフルエンザウイルス感染の治療における抗ウイルス薬の使用に際して、医師は臨床的および疫学的評価と、患者の治療の害と益に基づいて、判断を下さなければならない。




(2009/4/29 IDSC 更新)
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