国立感染症研究所 感染症情報センター
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高病原性鳥インフルエンザ



神戸市および兵庫県における新型インフルエンザ集団発生疫学調査報告
                    第2部
                    学校編

          
2009年8月31日
          
国立感染症研究所 実地疫学専門家養成コース(FETP)
国立感染症研究所 感染症情報センター
全文PDFファイル(2.25 MB)
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第2部要約

(1)学校における積極的疫学調査

兵庫県における新型インフルエンザの感染の中心は高校生であった(本報告書第1部を参照)。よって、学校における発生状況を把握し、疫学的特徴を明らかにすることにより感染拡大防止対策につなげることを目的として、確定症例が初期に発生した3つの高校在籍者および教職員(A校/B校/C校)を対象に質問票による積極的疫学調査を行った。3つの学校はほぼ同時期より流行が始まっていたが、それぞれの学校におけるイベントや生徒の活動状態により異なった流行の様相を呈していた。なかでも学校全生徒の集合するイベントが感染拡大には大きな影響を与えていたことが示唆された。

(2)学校休業の記述的評価

積極的疫学調査が実施された3つの学校に加えて、その他の学校においても記述的に学校休業の効果の検討を行った。神戸市の学校における確定症例についての流行曲線より、学校休業は流行の広がりを阻止するのに有効であったと考えられた。

(3)兵庫県における学校間の疫学的リンク

今回の兵庫県において確定症例の発生した学校のうちいくつかの学校は、部活動のつながりで疫学的リンクを説明することが出来た。部活動内でのどのような具体的な行動・活動が、感染拡大に寄与したのかは、調査を行えておらず、不明である。また集団発生のあった大阪の高校とのつながりは不明であった。

(4)学校での感染拡大を防ぐための取りくみ

日常からの感染予防対策の実行、生徒・保護者への感染症知識の提供、校内での異常の早期探知と対応への取り組み、保健所など関係機関との連絡強化が望まれる。






(2010/1/7 IDSC 更新)

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