国立感染症研究所 感染症情報センター
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高病原性鳥インフルエンザ



新型インフルエンザA(H1N1)症例の調査に使用する症例定義の
暫定的な手引き
−改訂版

      2009年5月13日 アメリカ東部時間 午後6時30分 
               CDC(原文


訳注:本文書はすでに改訂されている。参照および比較の目的のみでこの翻訳を掲示している。

※以前のバージョンはこちら


 本文書は新型インフルエンザA(H1N1)ウイルス(以前はswine-origin influenza virus, S-OIVと呼ばれていた)のヒト症例に関する調査を実施する州及び地域の健康部局のための暫定的な手引きである。下記の症例定義は新型インフルエンザA(H1N1)ウイルス感染が疑われる(suspected)、感染の疑いが濃厚(probable)及び感染確定(confirmed)症例についての調査を目的としたものである。

 インフルエンザ様症状は、発熱に咳、または咽頭痛を伴う症状と定義される。


 新型インフルエンザA(H1N1)ウイルス感染の症例定義

 新型インフルエンザA(H1N1)ウイルス感染が確認された症例(confirmed case)は、インフルエンザ様症状を有し、次に示す検査のうち1つ以上のもので新型インフルエンザ感染を検査室で確定したヒトと定義する:

 1. リアルタイムRT-PCR

 2. ウイルス培養

 新型インフルエンザA(H1N1)ウイルス感染の疑いが濃厚な症例(probable case)は、インフルエンザ様症状を有し、インフルエンザA型陽性であるが、インフルエンザのRT-PCRでH1及びH3が陰性であるヒトと定義する。

オプション
 新型インフルエンザA(H1N1)の感染が疑われる例(suspected case)は、感染確定例(confirmed)、感染の疑いが濃厚な症例(probable case)の症例定義を満たさない人で、新型インフルエンザH1N1検査陰性ではなく、以下を満たす人と定義する:

  • 65歳以下の人で、今までは健康で、インフルエンザ様症状で入院となった人、
    または
  • インフルエンザ様症状があるが、確定症例の発生していない州に在住し、かつ、少なくとも1例以上の確定例、または感染の疑いが濃厚な症例(probable case)が報告されている州または郡に旅行したことがある人
    または
  • インフルエンザ様症状があり、発症前7日間以内に感染確定例、または感染の疑いが濃厚な症例(probable case)と疫学的リンクのある人

 



(2009/5/17 IDSC 更新)

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