国立感染症研究所 感染症情報センター
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高病原性鳥インフルエンザ



ブタ由来インフルエンザA(H1N1)症例の調査に関する症例定義の暫定的な手引き

      アメリカ東部時間2009年4月30日午前10時 
               CDC(原文


訳注:本文書はすでに改訂されている。参照および比較の目的のみでこの翻訳を掲示している。

 本文書はブタ由来インフルエンザA(H1N1)ウイルス(swine-origin influenza virus, S-OIV)のヒト症例に関する調査を実施する州及び地域の健康部局のための暫定的な手引きである。下記の症例定義はS-OIV感染が疑われる(suspected)、疑いが濃厚(probable)及び確定(confirmed)症例についての調査を目的としたものである。

 急性発熱性呼吸器疾患は、体温が華氏100度(約37.8℃)*で、最近少なくとも次のうち一つの発症があるものと定義される: 鼻水または鼻閉、咽頭痛、咳。

(*:訳註、「以上」が抜けているものと思われる)

 S-OIV感染の症例定義

 S-OIV感染が確認された症例(confirmed case)は、「急性発熱性呼吸器疾患を有し、CDCにおいて次に示す検査のうち1つ以上のものでS-OIV感染を検査確認できたヒトと定義する:

 1. リアルタイムRT-PCR

 2. ウイルス培養

 S-OIV感染のprobable case**は、急性発熱性呼吸器疾患を有し、インフルエンザA型陽性であるが、インフルエンザのRT-PCRでH1及びH3が陰性であるヒトと定義する。

 S-OIV感染のsuspected case***は、急性発熱性呼吸器疾患を有し、次のいずれかにあてはまるヒトと定義する。

  • 発症前7日間以内にS-OIV感染が確認された症例であるヒトとの濃厚な接触がある
  • 発症前7日間以内にS-OIVの1症例以上の確認された症例があるアメリカ合衆国内または国外の地域に旅行した
  • S-OIVの確認された症例が1症例以上ある地域に居住している

(**, *** 訳註:日本の症例定義と明確に区別するために、ここではあえて訳出していない)
 



(2009/5/10 IDSC 更新)

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