2003/6/9
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重症急性呼吸器症候群(SARS)
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国際保健規約への鍵となる一歩(抄訳)
公衆衛生上の脅威に対する迅速な支援に向けて
(平成15年5月28日、ジュネーブ)
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世界保健の社会はWHO総会で採択されたように、あらゆる情報源から収集した情報を確認し、必要に応じて「危険」の程度を現地調査する権限をWHOが得たことで、今後の感染症の集団発生や他の国際的公衆衛生上の問題に対する迅速な対応という観点から、大きな鍵となる一歩を記したことになる。
同時にこれは、1969年に作られた現行の国際保健規約(IHR)の改正上も、大きな前進である。WHO事務総長Gro Harlem Brundtland博士が言うように、今回の決定に繋がったSARSの出現は、我々が直面している問題の大きさを示し、今後の指針を与えたことになる。
これとは別に総会は、SARSの議案において、必要とされていた地域および世界的な密接な協力要請、効果的対策の導入、追加資源の提供に関して承認した。
WHO加盟各国は、今回の集団発生で、有事における対応や危機管理対策、公衆衛生、経済、社会の方面への悪影響の緩和策などをどのように改善し、次の事態へ備えるべきかを学ぶことができたと述べている。同時に各国は、IHR改正に、SARSに対する対応で蓄積された、事実、経験、知識、反省などを十分に反映するよう要請した。
更に詳細な情報を希望する場合の照会先:
Iain Simpson
Communications Officer,
Telephone: +41 22 791 3215
Email: simpsoni@who.int
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