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2003/5/28



SARSに関する
一般的な職場環境で働く人のための
CDCガイドライン(暫定)
(5月8日)


米国疾病予防対策センター(CDC)は、SARSの拡大予防対策として、旅行勧告と渡航先別警報を発表している(http://www.cdc.gov/ncidod/sars/travel.htm)。これに加えてこのガイドラインでは、地域内でのSARSの伝播が疑われる地域から帰国した人たちが、職場でどのようなことに気をつけるべきかについて述べている。

SARSは主に、ヒト−ヒトの濃厚接触で感染するとされている。10日以内にSARSの地域内伝播が確認されている地域に旅行した者、あるいはSARS「疑い例」や「可能性例」と診断された職場の同僚や家族に接触した者は、SARSを発症する危険性がある。SARSの症状である、38℃を超える発熱や呼吸器症状(咳、呼吸困難など)に注意する。もし、これらの症状のいずれかでも出現した場合は職場や学校、その他の公的な場所へは行かず、医療機関を受診した上で推奨された家庭や居住地における感染予防対策を遂行する。医療機関を受診する際には、あらかじめ自分がSARSウイルスに曝露された可能性を伝え、可能な限り医療機関内での感染伝播を防ぐ行動をとること。

詳細は“Interim Guidelines about Severe Acute Respiratory Syndrome (SARS) for Persons in the General Workplace Environment ” 参照。

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