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5/1/2003


WHOはトロントの旅行勧告を解除(要旨)
(4月30日 ジュネーブ)


WHOは本日、トロント(カナダ)に出していた旅行勧告を解除する。

渡航自粛を勧める勧告の解除を考慮する際の3つのポイントに対し、それぞれ以下のように条件を満たしたため、今回の発表となった。

 1. SARS「可能性例」の発生数――――減っている
 2. 地域内での感染の伝播―――――20日間継続して報告がない
 3. 輸出例―――――――新しい報告はない

WHO事務総長Gro Harlem Brundtland博士は、4月30日をもってトロントの旅行勧告を解除することを発表すると共に、院内感染は続いているため集団発生が収束したとは言えず、伝播確認地域からは外さないと述べている。

博士はまた、感染が起こっていない国へ症例を輸出しないように、出国時のスクリーニングをするようにカナダをはじめ当該国へ働きかけている。

中国の各地域についても同時に勧告を検討したが、今回は解除するにはいたらなかった。

上記についての詳細は以下へ:

Christine McNab
Copmmunication Officer,
Telephone: +41 22 791 4688

Email: mcnabc@who.int

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