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SARS「可能性例」の隔離あるいは入院のための病室は、次に示す優先順位で選ぶ。
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1.
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ドアが閉鎖された陰圧室の病室
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2.
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手洗い、浴室を完備した個室
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3.
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患者が複数で上記が不可能な場合は、吸気と排気が独立した空調システムと1手洗い、浴室を完備した大部屋へ集める
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独立した空調がない場合は空調を止め、窓を開けて十分な換気を行なうことが推奨される。病室の窓を開放する場合には、それが公共の場に面していないことを確認すること
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WHOはSARS症例に対して、空気、飛沫、接触感染に対する予防措置を全て含めた、厳格なバリアナーシングを行なうことを推奨する
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清掃や調理に従事する者などの補助的スタッフに至るまで、すべてのスタッフは、これらの患者のケアするために必要な感染症コントロール手法の訓練を受けなければならない
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可能であれば、全員の行動を観察し、感染制御に還元する役割だけを担うスタッフを一人指名する
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SARS患者の検査、治療には可能な限り使い捨て医療器具を用い、適切に廃棄する。やむを得ず再使用する時は、業者の仕様書に沿って滅菌する。器具の表面は、ウイルスに有効性が証明されている広域消毒剤で消毒する。
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患者の隔離ユニット外への移動は避けなければならない。移動する場合には、患者はN95マスクを着用しなければならない
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仮に医療機関によって面会が許された場合も、面会者は最低限に抑えなければならない。面会者にはマスク、手袋などの個人防御用具(PPE)を渡し、医療従事者による監督下で患者と接すること
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学生を含む担当外のスタッフは、SARS患者の病棟/ユニットへ立ち入らないこと
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手洗いが極めて重要である:従ってきれいな水を利用できる事が必須である。すべての患者に接触する前と接触後、病原体に曝露される可能性のある医療行為を行った後、および手袋をはずした後には手洗いを行なわなければならない。
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明らかな有機物による汚染が無い場合には、アルコールを含む手指消毒剤を用いても良い。
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ネブライザーの使用、胸部理学療法、気管支鏡、胃内視鏡などのように気道を侵襲する恐れのある処置を行なう場合には、特に注意が必要である
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PPEは隔離領域に立ち入る総てのスタッフ及び面会者が着用しなくてはならない
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このような状況下で着用されるべきPPEは以下のようなものである:
N95マスク(最低限)
手袋(両手)
ゴーグル
使い捨てガウン
エプロン
汚染除去可能な履物
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鋭利な刃物は直ちに、安全に処理しなければならない
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SARS患者のリネン類は洗濯担当のスタッフが取り扱えるように、その場で処理してから洗浄に出す。この処理の間は適切なPPEを着用し、リネン類はバイオハザード用の袋へ入れなければならない。
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病室の清掃はウイルスに有効性が証明されている広域消毒剤を用いて、PPEを着用したスタッフによって行なう
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空調施設に関した詳細な提言はまもなく発表される
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