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中華人民共和国衛生部報道資料:要旨

 衛生部はSARSのゼロ報告の中止を発表

 2004/6/1(原文


中国衛生部広報室は、SARSのゼロ報告およびサーベイランス状況についての毎日報告を一時中止することを、本日メディアに向けて発表した。衛生部は、電子報告システムによる感染症の法定報告を通じて、SARSのサーベイランスを継続して行う。

4月22日以来、北京市から7例のSARS確定例(すでに全員治癒退院)、安徽省から2例
の確定例(1名は治癒退院、他の1名は死亡)が報告され、この他の省からのSARS確定例および疑い例の報告はなかった。5月21日に北京市の最後のSARS症例が退院した。北京市の747名の密接接触者は、5月23日までに全員隔離を解かれている。北京市と安徽省のSARS対策チームの強固な協力により、このたびのSARSの伝播は完全に絶たれ、今春の中国におけるSARS対策は効果をあげた。これを受けて、衛生部は先に述べたように、6月1日をもって毎日報告の中止を決定した。

衛生部は、今後も原因不明肺炎および死亡例のサーベイランスを継続し、完全報告を徹底し、SARSなどの重大な感染症を予防する長期的な体制を確立し、国民の防疫への意識
と対応能力を高めるように呼びかけた。

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(2004/6/10 掲載)



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