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中国衛生部広報室は全日午後に全国に向けて、SARSの疫学的調査の状況について報告した。 4月29日午前10時から30日午前10時までの間に、SARSが疑われる症例(“疑似病例”)と報告されていた安徽省の大学生の母親が、確定例と診断されたと報告した。この診断は、病理標本を用いたPCRによるウイルス核酸の検出と血清抗体が陽性であったことに基づき、臨床所見、疫学的要因と合わせ総合的に判断された。 4月30日午前10時から5月1日午前10時までの間に、ウイルス研究所の研究員の男性で、SARS“疑似病例”と報告されていた症例の診断が血清学的に確定したと、北京市から報告を受けた。IgG、IgMともに陽性であった。その他の省からは、新たなSARS “疑似病例”あるいは確定例の報告はなかった。 5月1日午前10時から5月3日午前10時までの間に、新たなSARS症例の報告はなかった。 現時点までに、安徽省から報告された1例のSARS確定例、北京市から報告された4例のSARS確定例、3例のSARS“疑似病例”の病状は安定しており、引き続き指定病院での隔離治療が行われている。密接な接触者のうち、安徽省の44人、北京市の88人の医学的観察が解除された。 ---------------------------------------------------------- (2004/5/7掲載) |
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