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中華人民共和国衛生部

 SARSの疫学的情報報告(要旨)

 2004/4/25(原文


中国衛生部広報室は4月25日の午後に全国に向けて、SARSの疫学的調査の状況について報告した。

4月24日午前10時から25日午前10時までの間に、北京市から4例のSARSが疑われる症例(“疑似病例”)が報告された。他の省からの新たな症例の報告はない。

北京市が報告した4例の疑似病例は、既に隔離入院中の確定例(北京市の看護師)の密接な接触者で、北京地壇病院において医学的観察が行われていた。この4症例とは、近親者3名、すなわち看護師の父(体温37度、胸部レントゲン所見に明らかな変化無し、病状は比較的安定)、母(体温37.4度、レントゲン上炎症所見有り、重篤)、おば(体温37.1度、胸部レントゲン所見に明らかな変化無し、病状は比較的安定)と、さらに看護師と同室であった患者(体温37度、胸部レントゲン所見に明らかな変化無し、病状は比較的安定)である。これら4症例には上記のように、38度以上の発熱は未だみられていない。

北京の確定例の病状は安定しており、平熱が9日間続いている。男性の研究者の疑似病例の病状も比較的安定している。現在北京市は、これらの密接な接触者337人について引き続き医学的観察を継続している。

安徽省の大学院生の確定例も平熱になっており、病状は引き続き回復に向かっている。この症例の密接な接触者133人中、発熱者はいない。

4月22日現在、安徽省は1例のSARS確定例と1例の疑似病例、北京市は1例の確定例と5例の疑似病例を報告しており、それ以外の省からは報告はない。

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(2004/4/26掲載)

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