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中華人民共和国衛生部

 SARS疫学情報(要旨)

 (2004/1/12)



中国衛生部広報室(新聞公室)は1月12日午後、国内のSARSの疫学情報を公表した。

1月11日午前10時から12日午前10時までの間に、広東省から1例のSARS感染が疑われる症例が報告された。この他の省からは、SARSが疑われる症例も確定例も報告はなかった。

各地からの報告によると、現時点で、今年国内では広東省から1例のSARS確定例と2例の疑われる症例が報告され、そのほかの省からはSARS確定例も疑われる症例も報告はない。

広東省から報告があった、新たなSARSが疑われる症例は、広州市の35歳の男性である。2003年12月31日に体調不良がみられ、発熱し、2004年1月6日に広東省人民医院感染科に隔離治療のため入院となった。1月12日午前、広東省・広州市当局が総合的にSARSが疑われる症例であると診断し、流行状況の疫学調査および診断のための臨床検査を平行して開始している。現在のところ患者の病状は安定しており、連続して5日間発熱は無い。密接な接触者14名と日常的な接触があった者14名は、発熱もなく健康状態に異常はない。

1月8日に報告された広東省のSARSが疑われる症例(20歳女性)は、現在のところ病状は安定しており、密接な接触者48名と日常的な接触があった者52名は、発熱もなく健康状態に異常はない。このうち密接な接触者37名と日常的な接触があった者19名は医学的観察を解除された。


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(2004/1/13掲載)

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