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中国南部のSARSの疑われた症例−更新1

WHO 2003/12/30(原文

疾病の集団発生報告

中国南部におけるSARSの疑い例は、依然疑い例のままである。

中国衛生部の専門の研究者や、北京とWHOの最高の科学研究施設は、広州の患者に対して行われた最新の検査結果を再検討し、依然としてその検査結果は結論を出すには不十分であるとの結論に達した。

したがって、専門家らはさらに検査が必要であると提言した。

中国衛生部は、WHOの国際リファレンス研究施設ネットワークに属する研究所へ、検体を送付することを決定した。WHOは、複数の検査施設で検査を行うことによって、検査精度を高められると信じている。

これと同時に、広東省では疫学的調査が続けられている。WHOからの国際的専門家のチームが、中国衛生部や中国疾病対策予防センター(中国CDC)と共に当地で、調査を行っている。

この男性患者は、32歳のテレビ・プロデューサーで、現在もまだ入院隔離中である。彼の状態は良いと伝えられており、ここ数日間平熱である。

現在までに特定できた関連ある接触者のすべてが健康である。すでに医学的観察下を解かれた者も幾人かいる。他は、自宅隔離されているが、中国の保健当局によって課せられた14日間の観察期間が終了するため、数日間のうちに解放される予定である。

中国衛生部と中国CDCは、2003年12月26日にWHOへこの症例を報告して以来毎日、WHO職員と会見し、患者の臨床経過と検査結果を含む幅広い情報の一覧を提供している。

WHOは今後、検査結果および調査が進捗するに従い、この症例に関する情報を定期的に提供する予定である。

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2004/1/5 掲載 IDSC

 
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