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SARS特別委員会発表

 台湾のSARS臨時特別委員会発表1 (要旨)

 (2003/12/17)



2003年12月17日の発表で、患者は、和平醫院(Hoping Hospital)で隔離治療を受けているが健康状態は安定している。この患者は、抗ウイルス薬、抗菌薬、抗血清療法の3種の治療を既に受けている。患者家族と、シンガポールから台湾への帰国便に同乗し、この患者の座席から3列以内に座っていた13人は、すでに公式な自主健康管理を開始している。患者と同行した5人の同僚と家族4人は現時点まで、特に何の症状も呈していない。

患者家族をはじめとした、密接な接触者に発熱の徴候も無いことから、ウイルスの拡散の心配は無い。台湾衛生署は一般国民に対し、患者とその家族のプライバシーに配慮して、落ち着いて対処することをお願いする。

サージカル・マスクを始めとした、感染防止に用いる資材の供給は豊富にある。従って、パニックになったり、マスクを買いだめしたりする必要はない。サージカル・マスクは、風邪を引いているときか、病気の人を見舞うときに着用すれば良く、衛生署としては、引き続きマスクを着用すべき時を適切に判断するように呼びかけたい。これに加えて、一般の人々も毎日体温を測定し、衛生状態を良く保つよう心がけて欲しい。本日以降すべての企業体は、職員ならびに関係者の体温を測定する対策を導入しなければならない。衛生署として、一般国民にこの指導に従うよう呼びかけている。

台湾衛生署のSARS対策の感染制御レベルが「レベルB(国内で第一例が出た場合)」へはいったことから、人口密度の高い公共の施設においてはインターネットを介した発熱報告システムを強化しなくてはならない。レベルBにおけるこの報告は、毎日行わなければならない。

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(原文は http://203.65.72.83/En/dia/ShowPublication.ASP?RecNo=939)

(2003/12/20掲載)

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