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5/2/2003

重症急性呼吸器症候群(SARS)



WHOはSARSに対するASEANの一体となった対策を歓迎(要旨)
(4月29日 ジュネーブ)


WHOはSARSに対するキャンペーンをASEAN(東南アジア諸国連合)各国と中国、香港特別行政区が共同で、統一した方針で行うというかつて無い試みを歓迎している。

最近のインタビューでWHO事務総長のGro Harlem Brundtland博士は国際的協力の重要性について触れ、今ならまだSARSを封じ込めるチャンスがあり、使える限りの公衆衛生学的手段をとるべきであると、述べている。

4月29日木曜日にASEANの各国首脳が、バンコクへ集結した。参加国は順不同で、インドネシア、マレーシア、シンガポール、フィリピン、タイ、ミャンマー、ブルネイ・ダルサラーム、カンボジア、ラオス、ベトナムの各国に加え、香港特別行政区からの代表も含んだ中国であった。これに先駆け26日に、クアランプールで開かれた各国保健担当相の会合での統一見解に基づき、SARSに対応する協力体制が討議された。この姿勢は、各国が真剣にSARSを収束したいかを反映している。

WHOのHeymann博士はバンコクで各国首脳に、SARSを封じ込め徐々に拡大を止める最も単純な2つの方法として、すべての症例を検知し、これらの症例から感染する可能性のある全員を保護する事であると述べた。これがバンコクでの共同声明に反映し、各国は旅行者のスクリーニング、SARS症例の隔離治療、正確で時宜を得た情報の共有などを行う事で合意した。

  上記についての詳細は以下へ:
   Dick Thompson
   Communication Officer,
   Telephone: (+41 22) 791 26 84
   Email: thompsond@who.int

   Maria Cheng
   Telephone: +41 22 791 3982
   Email: chengm@who.int

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