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推奨インフルエンザワクチンの構成(抄訳)
北半球:2005−2006
WHO (原文)
2005−2006年インフルエンザシーズンに使用するインフルエンザウイルスのワクチン株の推奨の追補 2005年2月10日にWHOは、2005−2006年のインフルエンザシーズンに用いる推奨インフルエンザワクチン製造株の構成について発表した。ワクチン製造株として適当な、増殖能の良い遺伝子再集合株(reassortant)を特定するまでのあいだ、A(H3N2)株についての判断は保留された。
WHOのインフルエンザリファレンスおよび研究協力センターとリファレンス研究施設における、抗原解析、遺伝子解析、および孵化鶏卵での増殖能に基づき、A/ニューヨーク/55/2004 (A/カリフォルニア/7/2004−様ウイルス)とA/PR/8/34由来の、増殖能の高い遺伝子再集合株が、A(H3N2)ワクチン株として適当である。
これに従い、2005−2006年インフルエンザシーズン(北半球の冬)に使用するワクチンが以下の成分を含むことを推奨する:
三価ワクチンの組成:
- A/ニューカレドニア/20/99(H1N1)−様ウイルス
- A/カリフォルニア/7/2004(H3N2)−様ウイルス*
- B/上海/361/2002−様ウイルス**
* A/ニューヨーク/55/2004はワクチン株として利用できる
**現在使われているワクチン株としては、B/上海/361/2002, B/江蘇/10/2003, B/吉林/20/2003 がある。
Recommended composition of influenza virus vaccines for use in the 2005-2006 influenza season. Weekly Epidemiological Record, 25 February 2005を参照。
南半球:2005
WHO (原文)
2005年のシーズン(南半球の冬)に用いるワクチンは以下を含んでいることを推奨する:
・ A/ニューカレドニア/20/99(H1N1)−様ウイルス
・ A/ウエリントン/1/2004(H3N2)−様ウイルス
・ B/上海/361/2002−様ウイルス*
*現在使われているワクチン株としてはB/上海/361/2002, B/吉林/20/2003, B/江蘇/10/2003 がある。
Recommended composition of influenza virus vaccines for use in the 2005 influenza season. Weekly Epidemiological Record, 8 October 2004を参照。
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