2004年第3週においては、インフルエンザ様疾患の全国レベル報告数は定点当たり8.4で、東日本地域を中心に注意報レベルを超えた保健所地域が大幅に増加し、警報レベルを超えたところも散見され、流行が拡大しつつある。病原微生物検出情報からのウイルスの検出報告は、これまでA/ソ連型3件、A/香港型384件(PCR検出5件含む)、B型23件(PCR検出1件含む)の報告がみられ、A/香港型が主流と考えられる。