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高病原性鳥インフルエンザ

WHO 更新情報
  鳥インフルエンザ−インドネシアにおける状況−更新33

    2006年9月27日 WHO(原文


インドネシア保健省は、H5N1鳥インフルエンザウイルスによる同国68番目のヒト感染症例を確認した。患者は西ジャワ州Bandungの20歳男性である。男性は9月17日に発熱と咳の症状を呈し、24日に入院した。現在も入院中である。

男性の兄(24歳)が9月16日に発症している。兄は9月24日に、病院に入院後2時間で呼吸器疾患により死亡した。この23歳男性(訳注:24歳男性の誤りと思われる)に関してはH5N1ウイルスによる感染が疑われるが、検査のための検体が採取されなかったので確認することができない。両者とも彼らの飼う犬に餌として与える際に死んだ鶏への直接接触があった。地域の農業当局はまた家で飼っている鳥にH5感染の証拠を発見した。

3番目の兄妹である15歳女性は、発熱と咳の症状を呈したのち9月25日に入院した。9月27日に受け取られた初期検査の結果では、H5ウイルス亜型陰性でありH1亜型陽性であったので、通常の季節性インフルエンザ感染を示唆している。女性は入院中で安定した状態にある。

インドネシアでこれまで確認された68例のうち、51例が死亡している。

(2006/9/29 IDSC 掲載)

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